3月11日に寄せて。

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今日は大分の3.11イベントに出演、
温かいイベントでした。
途中歌いながら感極まって泣いてしまう場面もありましたが、
ステージ終了後たくさんの方にお声かけいただき嬉しかったです。

ステージが終わり、すぐさま船に乗って神戸へ。
12日は東京に行きます。

あれから一年がたちました。
重く苦しく辛い一年でした。

突然の大きな揺れ。
あんなにもあっさりと故郷が、
そして多くの人の命がなくなりました。

日本を、そして世界を変えてしまった3月11日。
地震、津波、原発事故・・・。

見える恐怖、見えない恐怖。行き場のない悲しみ、絶望、無念。
正直、わたしはこの一年、泣き暮らしていたといっても過言ではありません。
悲しさに苛まれ、気持ちの身動きがとれませんでした。
自分はなんて無力なんだろうかと。
こんなにも生きることは大変なことなのだということを、
わたしは知りませんでした。

原発事故さえなければ・・・。

わたしにはそのことだけが無念でなりません。
放射能のことさえなければもっと復興を進められるはずなのに。
こればっかりは根性論で乗り切れるわけがない。
ましてやその皺寄せを子どもたちに負担させるわけにはいかない。

旅が好きなわたしが歩いてきた各地の風景、風や匂い。
各地の美味しいものたち。豊かな土地で育まれた自然の恵みたち。
そしてその場所に住む人たちの絆。
それらがあっさり奪われてしまったこと、
わたしには泣いても泣き尽くせないのです。
もっとわたしたちは自然に寄り添って生きていくことはできないのだろうかと。

ふるさと。
わたしにとってのふるさとはこの日本だったということを、
あらためて想い泣きました。
そしてわたしの人生の半分を過ごした東京を、
そしてそこに住む人たちをとても愛していたことを知り泣きました。

昨年末よりわたしは子どもをなるべく放射能による健康被害から守りたい、
そして本人の「健康で大人になりたい、長生きしたい」という強い希望で、
子どもを大分県内に疎開、高校に編入させました。
わたしは仕事もあり東京と大分の行ったりきたりで、
親子共々、慣れない土地での半分同居半分独居というさみしい生活ですが、
九州の人たちの温かさと東京の仲間たちのガッツにずいぶん救われています。

疎開したくてもできない、いろんな事情のある方もたくさんいるでしょうし、
賛否両論もあるでしょう。
私たちはお金もコネもなんにもなかったけど、
根性とアイデアと勘だけはありました。ネットや現地で知り合った人たちを
頼ったりして「行けばなんとかなる」と信じていました。
その通り、行く先々でいろんなラッキーをもらいました。
だから、たまたま運がよかっただけなのかもしれません。

でも、大好きな町で、大好きな人たちと暮らせない、
東北の被災者の方たちに比べたら取るに足らないことかもしれない。
でも、ふるさとをなくすということは、こんなにも辛いことなんだと、
日々途方に暮れています。しかしこれも私たち親子が選択したこと、決めたことです。
今一番大事なことは何か。何をすべきか。いつも悩み、考えます。
わたしもきっと多くの人たちと同じように迷いと葛藤の中にいます。
生きているということはきっとそんな連続なのでしょう。
でも大切なことは、決断をし行動で気持ちを表すということなんじゃないかと思います。

そして何よりも大切なことは、
子どもたちに負の遺産を残さないこと。
「安全で安心に暮らせる未来がほしい。健康で笑って暮らしている大人になりたい」
うちのヘンダが言ってました。
子どもたちには罪がありません。
選挙権がないから、発言できないということではないのです。

発展とは何か。文明とは何か。
以前のような経済中心の暮らしを取り戻すことだけが文明ではないはず。
福島の人たちがいまだに体育館などで不便な生活をしていることを思えば、
電気が足りるとか足りないとか、
いまさらもうそんなことを論じてる場合じゃないのにと思います。
「物事を他人事として捉えない」
復興に一番大切なことはそのきもちなのではないでしょうか。

なくなられたすべての命に黙祷し祈りをささげます。
天国は絶対あるものだとわたしは信じています。
どんな聖人も、どんな犯罪者も、等しく安らかに暮らせる世界があることを。
もう何も苦しまなくていい、思い悩まなくていい世界があるのだと。
成仏するということは、自らが仏様になれることだとしたら、
あの罪なき人たちがそんな穏やかな世界で暮らしていてほしいと心から祈っています。

そして生あるいのちに愛をこめて。
つらくても悲しくてもわたしたちは生きていきましょうね。
助け合って、想いを伝えあっていきましょうね。

わたしもそろそろ立ち上がりうたいはじめたいと思います。
みなさん応援してね。
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by lalaleene | 2012-03-11 19:46

シンガーソングライター・ララリーヌのブログ


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